どんなときも楽しくなるアナロジー思考

皆さんは「アナロジー思考」という言葉を聞いたことがありますか? アナロジー思考とは、簡単に言うと「物事を別のものにたとえて考える力」です。これは単なる例え話の技術ではなく、一見関係のないもの同士を結びつけて、新しい視点を生み出す考え方です。私はこのアナロジー思考を活用することで、どんな場面でも楽しく学ぶことができると考えています。

たとえば、大学時代に「この授業、つまらないな」「先生の話が難しくてわからない」と感じたことはありませんか? 私も学生時代、退屈に感じる講義がいくつもありました。でも、そんなときこそアナロジー思考の出番です。

つまらない授業もアナロジー思考で楽しくなる

もし教授が延々と専門用語を並べて話していたら、「これって、スポーツの戦略と似ているんじゃないか?」とか「この話、料理にたとえたらどうなるだろう?」と、自分なりに置き換えて考えてみるのです。

たとえば、私はスポーツの世界に長く関わってきました。だから、難しい経済の話を聞くときも、すぐにスポーツに置き換えて考えるようにしていました。

「経済の市場競争は、まるでラグビーの試合のようだ。強いチーム(大企業)は有利だけど、戦略次第では小さなチーム(ベンチャー企業)も勝てる。タックル(コスト削減)やパス(業務の効率化)をうまく使えば、相手より優位に立てるかもしれない」

このように考えると、興味がなかった分野でも一気に身近に感じられるようになります。そして、わかりやすくなるだけでなく、「なるほど、そういうことか!」と学ぶこと自体が楽しくなってくるのです。

全く関係ないと思っていたものがつながる

アナロジー思考の面白いところは、「全く関係ない」と思っていたもの同士でも、共通点を見つけられることです。そして、その共通点を発見すると、新しい発想が生まれます。

たとえば、私がオープンしたスポーツバー「FEEL FREE」も、スポーツと飲食という異なる分野を掛け合わせた場所です。ただ試合を観るだけでなく、そこに「食」という要素を加えることで、さらに楽しい時間を提供できると考えました。また、お店のロゴデザインには「チケット」のモチーフを取り入れました。これは、スポーツ観戦のイメージだけでなく、「大切な人に想いをつなぐ」という意味も込められています。

このように、異なるジャンルを組み合わせることで、新しい価値が生まれるのです。もし、「自分の仕事は単調でつまらない」と思っている人がいたら、ぜひアナロジー思考を試してみてください。「この仕事、スポーツだったら?」「もし料理にたとえたら?」と考えてみるだけで、意外な発見があるかもしれません。

アナロジー思考で日常を楽しくする

日常のあらゆる場面でも、アナロジー思考は役に立ちます。たとえば、友人に何かを説明するときも、単に情報を伝えるだけでなく、相手が興味を持つものに置き換えて話すと、より伝わりやすくなります。

「ラグビーを知らない人にルールを説明するなら、これってサッカーとどう違うんだろう?」と考えてみる。「子どもに勉強の大切さを伝えるなら、好きなゲームにたとえたらどうだろう?」と工夫してみる。こうしたちょっとした発想の転換が、コミュニケーションを豊かにしてくれるのです。

そして、何より大切なのは、アナロジー思考を使うことで「どんな状況でも楽しめる」ということです。退屈だと思っていた授業も、つまらないと思っていた仕事も、少し視点を変えるだけで面白くなる可能性があります。

皆さんも、ぜひアナロジー思考を試してみてください。思いがけない発見があるかもしれませんよ!

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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