スポーツを楽しむためのマインドセット

スポーツは私たちに多くの喜びや感動をもたらしてくれる活動です。しかし、ただ単に楽しむためにも、その奥深さを知ることが大切です。今回は、スポーツの語源やさまざまな視点から「スポーツを楽しむためのマインドセット」について考えてみたいと思います。
スポーツの語源「デポルターレ」
スポーツという言葉は、ラテン語の “deportare”(デポルターレ)に由来しています。この言葉は「気晴らしをする」「心を解き放つ」という意味があります。現代では競技やエンターテインメントの側面が注目されがちですが、元々スポーツは心を解放し、楽しむためのものでした。つまり、勝敗だけにこだわるのではなく、心と体が解き放たれるような感覚こそがスポーツの本質なのです。
スポーツの3つの視点
スポーツを楽しむためには、「見る」「する」「支える」という3つの視点からのアプローチがあります。それぞれの視点にどのような価値があるのかを考えてみましょう。
1. 見る(観戦する)
スポーツ観戦は、ただの娯楽以上の価値があります。選手たちの努力や戦術を理解することで、試合に対する見方が深まります。また、観戦を通じて人々と感動を共有することができるのも魅力です。自分が体験したことのない競技でも、ルールを知り、選手のストーリーに触れることで新たな楽しみが見つかることもあります。
2. する(プレーする)
実際にスポーツをすることは、心身の健康に良い影響を与えます。体を動かすことでストレスが解消されるだけでなく、チームスポーツであれば仲間とのコミュニケーション能力も高まります。自分の成長を実感できる喜びもプレーする醍醐味です。勝敗や技術レベルにとらわれず、楽しむ気持ちを持つことが大切です。
3. 支える(サポートする)
スポーツは選手だけでは成り立ちません。コーチ、レフリー、ボランティア、ファンなど、多くの支えがあって初めて成立します。支える側に回ることで、スポーツの裏側にある努力や感謝の気持ちを知ることができます。また、支援を通じて新たな仲間やコミュニティが生まれることも少なくありません。
楽しむための心構え
スポーツをより楽しむためには、次のような心構えを持つことが大切です。
- 結果だけではなく過程を楽しむ
勝つことも負けることもスポーツの一部です。その中で自分や仲間の成長を楽しむことが重要です。 - 新しい視点を持つ
普段見ない競技やプレーを積極的に観戦してみましょう。新しい発見があるかもしれません。 - 感謝の気持ちを持つ
支えてくれる人たちへの感謝を忘れずに。スポーツは一人では成り立たないものです。
スポーツには、見る人、する人、支える人、すべての立場で楽しめる奥深さがあります。気晴らしのための活動であるという原点に立ち返り、心を解き放ち、豊かな時間を過ごすことを大切にしていきましょう。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸