フィードバックを怖がらずに求める姿勢が成長を促す

先日、社労士の後輩にあるトラブルについて相談しました。彼は社労士になってまだ日が浅いのですが、私にこう言ってくれました。
「宮﨑さん、厳しくフィードバックしてください!」と。
その言葉を聞いた瞬間、私は彼の成長がこれからどんどん加速していく姿を想像しました。なぜなら、“フィードバックを恐れずに求める姿勢”こそ、成長する人の最大の共通点だからです。

彼から届いたメッセージにはこうありました。
「早口で聞き取りづらいとか、説明がわかりづらいとか、何でも言ってください。今回は僕の民法解釈を踏まえた話なので、あくまで参考にしてください。でも、宮﨑さんには厳しく見ていただきたいです!」
その言葉に、私は心から嬉しくなりました。彼が自分の弱点を隠さず、むしろ“成長の種”として受け止めていることに感動したのです。

私は、彼へのフィードバックとして「オンライン相談対応7原則」を送りました。
① ペーシング──相手の話すリズムに合わせてテンポを整える。
② 傾聴──相手の話を最後まで聴き切り、安心できる場をつくる。
③ オウム返し──理解を確認し、共感を示す。
④ 承認──努力や感情を受け止め、信頼関係を深める。
⑤ 要約──話の要点を整理して、次のステップに進める。
⑥ 質問の質──気づきを引き出し、主体的な思考を促す。
⑦ 間(ま)──沈黙を恐れず、相手が考える時間を尊重する。

この7原則は、コーチングの基本であり、人と人との“信頼の対話”をつくる土台でもあります。私は、後輩が相談を受ける立場として、どんな姿勢で人と向き合うかを意識することが、専門家としての成長につながると伝えたかったのです。

その後、彼から返ってきたメッセージには、前向きな気づきが溢れていました。
「全然意識してなかったです。今までは短時間で多くの情報を処理することを優先していました。だからコミュニケーションになると、速度感にズレを感じていました。少し考えてみます!」

この言葉を読んだ瞬間、私は確信しました。彼は確実に成長していく、と。
フィードバックを素直に受け止め、すぐに自分の行動を見直そうとする人は、必ず進化します。人は、指摘されると一瞬“痛み”を感じます。しかし、その痛みを「学び」に変えることができる人こそ、真のプロフェッショナルです。

私自身も、これまで多くのフィードバックを受けてきました。時には耳の痛い言葉もありましたが、その一つひとつが今の自分をつくっています。だからこそ、彼のように“怖がらずに求める姿勢”を持つ若者を見て、嬉しくてたまらなかったのです。

フィードバックは他者からの「贈り物」です。
その贈り物を受け取る勇気を持ったとき、人は確実に成長していきます。

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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