メンターと老害になる人は紙一重

先日、前田康二郎氏の著書『メンターになる人、老害になる人』を読みました。結論として、「メンターと老害になる人は紙一重である」ということが強く印象に残りました。
50歳を迎えた自分にとって、このテーマは他人事ではありません。「自分は大丈夫」と思っている人ほど、実は危険なのかもしれません。そして老害とは歳を重ねている人だけでなく、年齢に関係なく老害と思われることがあります。では、どんな人がメンターにも老害にもなりやすいのでしょうか?
メンターにも老害にもなりやすい人の特徴
- お世話好き、面倒見が良い
人を助けることに喜びを感じるが、行き過ぎると押し付けになりやすい。 - お節介
相手のためを思っての行動が、余計なお世話になってしまうことも。 - 気がつきやすい
些細なことに気づく能力があるが、それを指摘しすぎると煙たがられる。 - サービス精神旺盛
ついアドバイスをしたくなるが、それが求められていない場合も。 - 経験年数、実績、成功体験がある
自分の経験則が正しいと思い込み、柔軟性を失うことがある。 - 人脈が広い
影響力があるが、それを誇示しすぎると反発を招く。 - 真面目で負けず嫌い
良い影響を与える反面、頑固さや独善性に陥ることも。 - 「役に立つことを言わなければ」と思う
何かアドバイスしなければならないという意識が、時に不要な助言につながる。 - キャッチーで力強いフレーズを言える
印象的な言葉を残せるが、それが一方的な押し付けになりやすい。 - 後継者の決まらないカリスマ経営者
自分の後継を育てることなく、いつまでも第一線に立とうとする。
これらの特徴に自分が当てはまるかどうか、常に振り返りながら生きていきたいと思います。
学ぶことをやめずに
先日、お客様からこんな言葉を教えていただきました。
「学ぶことをやめて、伝え出したら、それを老害とよぶ」
年齢を重ねても、常に学び続ける姿勢を忘れずにいたいものです。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸