世界のチャンスを引き寄せるグローバルな人

「やるか、めっちゃやるか。」

この言葉を聞いた瞬間、私のゼミの学生たちの表情が生き生きと変わりました。
先日、プロラグビー選手の忽那健太さんが私のゼミに来てくださり、その言葉が彼の人生そのものを象徴していると感じたからです。

筑波大学を卒業後、Honda HEATでセミプロラグビー選手として活動。その契約が終了した後、忽那さんは一人でスコットランドへ渡り、まったく新しい環境に飛び込みました。知らない土地、言葉も文化も違う中、つながりはゼロ。そんな厳しい状況でも、彼は「やるか、めっちゃやるか」という覚悟で挑戦し続けました。

「最初は誰も自分のことを知らないから、まずは挨拶を欠かさず、誰よりも走ること。プレーだけでなく、ピッチの外でも信頼を積み重ねることが大切だ」と忽那さんは語ります。

また、「今の自分にできることをやり切ること。できない理由を考えている暇があれば、まず行動に移すべきだ」と強調しました。

この言葉に、学生たちは深く頷いていました。
「もっと準備ができてから」「自信がないから」と躊躇しがちな彼らに、忽那さんの姿勢は「行動する勇気」をそのまま届けてくれたのです。

何度も断られながらも自分を売り込み、練習に参加し続け、結果を出していった忽那さんは「自分のためにやっていたラグビーが、いつの間にか誰かのために変わった」と話してくれました。

「そうなると、自然に行動が変わっていく」との言葉は私の胸に深く響きました。
ただ勝つことや評価を求めるのではなく、“誰かのために”という想いが人を強くし、しなやかにするのだと。

講演が終わったあとも、学生たちは挑戦への思いを真剣に語り、質問を続けていました。

「やるか、めっちゃやるか」――
この言葉こそ、私がこのブログで最も伝えたいメッセージです。

忽那健太さんは、学生たちに「挑戦する勇気」という素晴らしいプレゼントをくださいました。それは押しつけではなく、彼自身が全身で体現してきた“本物の言葉”だったからこそ、心に深く刺さったのです。

私たちFEEL FREEも、この精神を胸に、挑戦する人を応援し、信頼が育まれる場所であり続けたいと思います。
忽那健太さん、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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