表裏一体・自分の長所と短所の関係性

人は長所で尊敬され、短所で愛される
SNSを眺めていた時に、ふと目に止まった言葉がありました。
「人は長所で尊敬され、短所で愛される。」
その言葉にハッとさせられ、しばらく画面を見つめてしまいました。
どんなに優秀な人でも、どんなに努力家でも、完璧な人はいません。
老若男女、すべての人が長所と短所を持っています。
むしろ、長所と短所は“表と裏”の関係にあるものです。
光があれば影があるように、どちらか一方だけで人は成り立ちません。
私自身の短所は「中途半端で飽きっぽいこと」です。
一つのことをやり切る前に、次のことに興味が向いてしまう。
学生の頃からそんな性格でした。
この性格が特によく表れているのが、私のラグビーの仕事です。
コーチ、分析、メディカル、トレーニング、指導者養成——。
振り返ると、現場のあらゆるポジションを経験させていただきました。
一見、キャリアの幅が広いように見えますが、正直なところ“飽きっぽさ”が顔を出しているのかもしれません。
ただ、もう一方では「断れない性格」も影響している気がします。
誰かから頼まれると、「やってみよう」と思ってしまう。
断るよりも、挑戦する方を選んできた結果が、今の自分です。
そのため、コーチ一筋という“職人”のように、一つの道を極めた方には到底かないません。
ですが、すべてのエリアを経験させていただいたからこそ見えてきた“全体像”があります。
現場のどこに課題があり、どうすればチームが機能するのかを、俯瞰して考えられるようになったのです。
そう考えると、短所は必ずしも“悪”ではありません。
「飽きっぽい」からこそ、さまざまな視点を持てるようになり、
「断れない」からこそ、人とのつながりが広がっていく。
長所と短所は、紙一重。
見方を変えれば、短所の中にこそ自分の“宝”が隠れているのだと思います。
結局、人は完璧ではなく、“不完全だから魅力的”なのではないでしょうか。
人前で短所を隠そうとしても、それは難しい。
それは“生き方”そのものだからです。
だからこそ、自分の強みも弱みも、長所も短所も、まるごと受け入れて愛することが大切です。
「尊敬」は長所から生まれ、「愛情」は短所から生まれる。
そして、人としての深みは、その両方を認め合うところから育まれる。
そう考えると、私たちは互いの“完璧でない部分”に惹かれ合い、支え合っているのだと思います。
今日もまた、短所を含めた“ありのままの自分”を受け入れながら、
誰かの長所を尊敬し、短所を愛せる自分でありたいと思います。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸
