専門性・独自性を高め、レアカードになる

はじめに
今後ますますAI技術が進化し、私たちの生活や仕事のあり方が大きく変わっていくでしょう。その中で、AIが担う仕事と、人間だからこそできる仕事がより明確に分かれていくと考えられます。しかし、世の中がどのように変化しようとも、自分の人生を豊かに楽しくするという考え方は変わることはありません。
「レアカード理論」とは
教育者であり、リクルートで活躍された藤原和博さんの「レアカード理論」をご存知でしょうか。藤原さんは、「希少性のある人材になるためには、専門性を掛け合わせることが重要」と述べています。具体的には、「100人に1人のスキルを3つ掛け合わせることで、100万人に1人の希少な存在になれる」という考え方です。
この理論を活用することで、他の人にはない価値を生み出し、社会で求められる存在になれるのです。
私自身の経験と「レアカード理論」
私自身も、これまでの人生を振り返ると、ラグビー選手として、指導者として、大学での研究者として、そして現在はスポーツバー「FEEL FREE」のオーナーとして、常に新しい挑戦を続けてきました。その中で強く感じるのは、「専門性」と「独自性」を高めることが、自分の人生を豊かにし、やりたいことを仕事にするために必要不可欠だということです。
例えば、私の経験を掛け合わせると以下のようになります。
- 様々なカテゴリーのコーチ、スタッフの経験(日本代表チームの指導、スポーツの楽しさから勝つまで)
- 専門学校・大学での教育者・研究者としての経験(コーチング・スポーツマネジメント、学生さんと向き合う)
- スポーツバー経営者としての経験(新たな場の創造、人が集まる空間創り)
これらを組み合わせることで、他にはない独自の価値を生み出し、「レアカード」としての希少性を高めることができるのです。
「レアカード理論」の応用
この「レアカード理論」は、どの分野でも応用可能です。
例えば、
- 料理人なら、「フレンチの技術 × 地元食材の知識 × SNS発信力」
- 教育者なら、「教科指導力 × ICT活用スキル × 海外経験」
このように、複数のスキルを組み合わせることで、唯一無二の存在になることができます。
自分だけの組み合わせを見つける
大切なのは、単に専門性を高めるだけではなく、「自分にしかない組み合わせ」を見つけ、それを磨き続けることです。変化の激しい時代において、一つのスキルだけに頼るのはリスクが伴います。しかし、複数のスキルを掛け合わせることで、自分だけの価値を確立し、どんな時代でも求められる存在になれるのです。
FEEL FREEの取り組み
私が運営する「FEEL FREE」も、まさにこの考え方をもとに生まれました。
「スポーツ × コミュニティ × メンタリング」という価値を提供することで、ただの飲食店ではなく、訪れる人に特別な時間を過ごしてもらいたいと考えています。これは、私自身の経験やスキルの掛け合わせによって生まれた独自のスタイルです。これからもFEEL FREEでは「飲食という日常」と「スポーツという非日常」が掛け合わさることで生まれるものを追求していきます。コンセプトである1日1組完全予約制、大切な人と過ごす大切な時間、自分を解放できる空間でのメンタリングなど。FEEL FREEでしかできないものを創っていきます。
おわりに
そもそも、誰もが世界中で一人しか存在しないレアカードです。自分自身の人生を愛し、専門性と独自性を磨き続けることで、多くの方に喜んでいただける存在でありたいと思います。皆さんもぜひ、自分だけの「レアカード」を目指し、自分の人生をより豊かにして毎日を充実させていきましょう!
ありがとうございました。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸