小さな成功を繰り返すことが自信となる

「自信がないんです」
そういった相談を、私はこれまでに何度も受けてきました。特に、コーチや教員という、人の成長を支援するお仕事をしていると、「どうやったら自信を持てるようになりますか?」という問いは避けて通れないものだと感じています。
私自身も、すべてにおいて自信があったわけではありません。迷い、葛藤しながら、多くの場面で自信のなさと向き合ってきました。そんな中で気づいたことがあります。
それは、自信というのは「最初から持っているもの」ではなく、「小さな成功を積み重ねていくことで、後から育っていくもの」だということです。
自信を持つための方法として、私は日々「小さな成功を繰り返す」ことを意識しています。そして、その小さな成功を得るために大切にしている3つのステップがあります。
① 自ら成功のゴールを設定する
まず大事なのは、自分にとっての「成功とは何か」を明確にすることです。成功と聞くと、何か大きな成果を思い浮かべるかもしれませんが、そんなに難しく考える必要はありません。
「今日は笑顔で挨拶できたらOK」
「いつもより5分早く起きられたら合格」
そんな小さなことでも十分です。
自分にとって達成可能で、少し背伸びすれば届きそうな目標を、言葉にして設定すること。これが、成功のスタート地点になります。
② 小さな成長を自分で認知する
次に大切なのは、その成功や成長を「自分でちゃんと認める」ことです。
自信とは、「自分を信じる力」です。つまり、自分で自分の成長に気づき、認めることが必要不可欠です。
たとえば、「今日は落ち着いて話せた」「昨日より丁寧に行動できた」といった、小さな変化や進歩を、自分自身でちゃんと感じ取ること。そのためには、一日の終わりに少し立ち止まって、今日の自分を振り返る時間を持つのもおすすめです。
「できた自分」に目を向けることが、やがて「信じられる自分」につながっていきます。
③ 他者からのフィードバックを得る
最後に、自分では気づけない部分を、他者からのフィードバックで補うことも重要です。
人はどうしても、「あれもできなかった」「まだまだ足りない」と、自分の欠点ばかりに目が向きがちです。
そんなとき、周囲の人からの声が、自分では見えていなかった「良い部分」を教えてくれることがあります。
「今日はよく頑張ってたよ」「前よりすごく成長してるね」
そんな言葉が、意外なほど心に響いて、自信の支えになることもあります。
これら3つのステップを日々意識して繰り返すことで、少しずつですが「自分を信じられる力」が育っていきます。小さな成功の積み重ねが、自分という存在の土台をつくり、自信につながるのです。
FEEL FREEも、一つひとつの経験と、小さな成功を繰り返し、FEEL FREEのスタイルに磨きをかけていきます。
みなさんもぜひ、「今日の小さな成功」を大切にしてみてください。
それが、未来の大きな自信につながっていくはずです。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸