強運を味方につける挑戦者

みなさんは運がいいでしょうか?
私は運がとてもいいです。強運の持ち主です。
この世に生まれてきたこと、そして今があること、そのすべては強運のおかげだと思っています。
パナソニックの創業者である松下幸之助氏は、採用面接の最終段階で必ず「あなたは運がいいですか?」と質問したそうです。そして、その問いに自信を持って「運がいいです」と即答できる人だけを採用したといいます。この話はインターネットの記事などでよく見かける内容ですが、私はその真偽を確かめたいと思いました。
2017年にナショナルコーチアカデミーを受講した際、当時パナソニック株式会社の会長であった長榮周作氏の講演を聞く機会を得ました。質疑応答の時間が設けられると、私はすぐに手を挙げ、「会長は運がいいですか?」と質問しました。
すると、長榮氏は「ニコリ」と笑いながら、「運がいいです!」と即答されました。そして、松下幸之助氏が運を大切にしていたことについても語ってくださいました。この瞬間、私は「やはり本当の挑戦者というのは皆、強運の持ち主なのだ」と確信しました。
勝負の神様は細部に宿る
サッカー日本代表の元監督である岡田武史氏は、「勝負の神様は細部に宿る」という言葉を大切にしています。そのため、岡田氏の指導では、例えばランニングの際にコーンの内側を回るのではなく、必ず外側を回ることを徹底しています。「これくらいならいいだろう」といった小さな妥協が、やがて負ける要因となるからです。
私自身もラグビーの指導者として、選手たちに「細部を徹底することの大切さ」を伝えてきました。スポーツの世界だけでなく、ビジネスや日常生活においても、細部にこだわることが成功への道につながると考えています。
強運を引き寄せるマインド
運がいい人とは、単にラッキーな出来事が多い人ではなく、「自分は運がいい」と信じて行動できる人のことを指します。どんな困難に直面しても、「自分にはチャンスがある」「この試練を乗り越えた先には必ず成功がある」と信じることで、自然と運が引き寄せられるのです。
私もこれまでの人生で、何度もうまくいかないこともありました。しかし、そのたびに「これは自分が成長するためのチャンスだ」と思うことで、前向きに乗り越えてきました。その結果、たくさんの素晴らしい出会いや成功を手にすることができました。
挑戦し続ける限り、人は強運を味方につけることができます。これからも「自分は運がいい」と信じ、挑戦し続けていきたいと思います。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸