挑戦に遅すぎる年齢はない

「20歳から30歳までの挑戦で人生は決まる」

私が実感している言葉です。若いうちの苦労は勝ってでもしろ、という意味にも通じるでしょう。
確かに若いうちは身軽で、リスクを取って挑戦できる環境が整っていることが多いです。
しかし、では年齢を重ねた後の挑戦はどうでしょうか?

守るものや責任のある立場にいると、大きなリスクをとって飛び出すことは難しくなるのも事実です。
けれども、よくインタビューで70歳を過ぎた方々に「人生で後悔していることは?」と尋ねると、必ず上位に挙がるものがあります。

あるアンケート調査によれば、後悔の上位は以下のようなものでした。
・もっと自分のやりたいことをやっておけばよかった
・健康に気をつけていればよかった
・家族や友人との時間をもっと大切にすればよかった
・もっと挑戦すればよかった
・お金にとらわれすぎなければよかった

つまり、「やりたいことをやる」「挑戦する」というのは、人生を振り返った時に最も後悔しやすいポイントなのです。
私は70歳を過ぎた自分をイメージしたときに、胸を張ってこう言える自分でいたいと思います。
「やりたいことを全部やってきた人生だった!」

現在51歳。70歳まで残り19年あります。そのときにそう言い切るためには、今からどんな心構えや行動が必要でしょうか。私なりに整理すると次の4つになります。

① 守るものや責任を果たすことも「挑戦」と捉える

年齢を重ねれば家族や組織への責任は増えます。挑戦とは、必ずしも新しいことに飛び込むだけではありません。与えられた責任を果たすこともまた、大切な挑戦のひとつです。

② 計画性を持って挑戦する

若い頃は勢いで突っ込む挑戦も大切ですが、40代・50代以降は大枠の計画を立てることが重要になります。無謀ではなく、戦略的に挑む。これが年齢を重ねてからの挑戦のあり方です。

③ リスクを見極めて挑戦する

挑戦にリスクはつきものです。すべてを避けることはできません。しかし、自分の守るべきものを守れる範囲で挑戦できるかどうかを計算することは可能です。無理な賭けではなく、守りながら攻めることが大切です。

④ タイミングを考える

一歩を踏み出した後で「やらなきゃよかった」と後悔するのは避けたいことです。そのためには、自分自身に「本当に挑戦したいのか?」と問いかけること。そして一緒に支えてくれる家族に相談すること。これらが大切な準備になります。
挑戦は若い頃だけの特権ではありません。むしろ経験や責任を背負った上で挑む挑戦には、深い意味があります。

70歳を迎えたときに「挑戦してよかった」と胸を張れるように、私はこれからも一歩ずつ、自分らしい挑戦を重ねていきたいと思います。

SPORTS BAR FEELFREEオーナー
宮﨑 善幸

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