最後の最後まで、何があるかわからない

私のスポーツ人生を振り返ると、行き着く結論はいつも同じです。
試合は、最後の最後まで何があるかわからない。

前半で圧倒的にリードしていたにもかかわらず、後半に流れが一気に変わり、大逆転された試合もありました。
逆に、絶体絶命の状況から粘り続け、最後にひっくり返した試合もあります。
その瞬間、大きな歓喜に包まれたこともあれば、悔しさで下を向き、しばらく前を見られなかったこともありました。

勝負の世界は、残酷であり、同時に正直です。
振り返ってみると、結果を分けたのは技術や体力だけではありません。
心の動きが、プレーや判断に大きく影響していたと感じます。

「これで大丈夫だろう」
「もう勝っただろう」

そんなほんの一瞬の油断や慢心が、プレーの精度を下げ、判断を鈍らせます。
すると流れは相手に渡り、気づいた時には取り返しのつかない状況になっている。
勝負の怖さは、ここにあります。

一方で、大逆転を狙う側に立った時も同じです。
相手のちょっとした緩み、集中力の低下、気の抜けた一瞬を見逃さずにつけるかどうか。
最後まで「まだいける」「まだ終わっていない」と信じ続け、やるべきことを淡々と積み重ねられるか。
そこに、逆転の可能性が生まれます。

では、これはスポーツだけの話でしょうか。
私はそうは思いません。

仕事も、人生も、本質はとてもよく似ています。
順調に進んでいる時ほど、足元がおろそかになりやすい。
逆に、苦しい状況の中にこそ、次につながるヒントやチャンスが隠れていることもあります。

大切なのは、どんな状況でもやるべきことをやり続けること
目の前の一つひとつを丁寧に積み重ねること。
派手な成果が出ない時でも、誰も見ていないところで自分を整え続けること。

結果は、後からついてくるものです。
そして、日常の思考や行動は、ここぞという大切な局面で必ず表に出ます。

最後の最後まで、何があるかわからない。
だからこそ、最後まで手を抜かず、心を整え、信じて進み続ける。
それが、スポーツから私が学び続けている、人生の大切な教訓です。

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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