流されるのか・自分で決めるのか?

人が何かを決めるとき、大きく二つのパターンがあります。
一つは「周りの意見に流されて決める人」。もう一つは「少数派でも自分の考えで決める人」。

どちらが正しいというわけではありません。人は誰しも不安を抱えながら生きており、他人の意見を参考にするのは自然なことです。けれども、最終的にどちらの道を選ぶかは「自分」でしかありません。

私自身、若いころは自信が持てず、周囲の意見に流されて決めていた時期がありました。多くの人が賛成する方が「正解」に思えたのです。けれども、そうして選んだ道は、あとになって「本当に自分が選びたかったことなのか?」と問いかけたときに、心の奥にモヤモヤが残ることが多かった。たとえ結果が悪くても「自分で決めたことなら納得できる」。この感覚を大切にできるようになってから、私の人生は大きく変わりました。

決断とは「覚悟」を伴う行為です。他者の意見を聞くことは大切ですが、最終的な判断は自分の軸で行うことが何よりも重要です。誰かに勧められた道を選んだとしても、その選択に責任を持つのは他人ではなく、自分です。

時には、自分の選択が少数派になることもあります。周囲の理解が得られず、孤独を感じることもあるでしょう。しかし、歴史を振り返っても「新しい価値」を生み出した人は、いつの時代も少数派の側に立っていました。人と違う選択をする勇気こそが、未来を切り開く力になるのです。

大多数の意見に従うのは安心です。けれども、安心の裏には「後悔」が潜んでいることがあります。「あのとき、あっちを選んでいれば…」という思いは、自分で決めなかった証拠です。逆に、自分で決めたことには結果がどうであれ後悔はありません。なぜなら、その経験すべてが「自分の財産」になるからです。

結局、人生の岐路に立ったときに問われるのは「自分はどうしたいのか?」という一点です。周囲の意見を尊重しつつも、最後に舵を取るのは自分。流されるのではなく、主体的に舵を切る。その積み重ねが、自分らしい人生を形づくっていくのだと思います。

決断は「自由」と「責任」がセットになっています。だからこそ、怖い。しかしその怖さを受け止め、自ら選ぶことでしか本当の成長はありません。私はこれからも、多数派か少数派かではなく、「自分が信じる方向」へと進む決断を続けていきたいと思います。

――流されるのか、それとも自分で決めるのか。
その選択の一つひとつが、あなたの未来を創っていくのです。

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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