素敵な親子関係が人生を楽しく・豊かにする

素敵な親子関係が人生を楽しく・豊かにする
本日は、講演をさせていただいた地で、思いがけず嬉しい再会がありました。私が大学でヘッドコーチを務めていた頃の選手であり、今もなお尊敬している後輩が、わざわざ駅まで会いに来てくれたのです。
彼は学生時代から、「柔道整復師になる」という夢を掲げ、その実現に向けて地道な努力を重ねてきた人物です。学業や実技に真剣に向き合う姿勢には、「きっと彼は夢を叶えるだろう」と自然と思わせてくれるものがありました。
そんな彼が、今日は中学1年生の息子さんを連れて、短い時間ではありましたが会いに来てくれました。わずかなひとときでしたが、心が温まる、素晴らしい時間となりました。
ふとした会話の中で、私は息子さんに「好きな人は誰かいますか?」と尋ねてみました。すると少し恥ずかしそうにしながらも、「お父さんです」と答えてくれたのです。その答えに、思わず笑顔がこぼれました。
息子さんは、自分の言葉で「夜遅くまで一生懸命働いているお父さんを尊敬している」と話してくれました。その言葉を聞いたとき、私は胸が“ほっこり”と温かくなるのを感じました。家庭の中で、父親としてしっかりと背中を見せている証だと思います。
さらに感動したのは、親子の会話の様子です。お互いを尊重し合い、対等に言葉を交わしている姿がとても印象的でした。特に、お父さんが息子さんの目をしっかりと見つめながら、丁寧に話している姿には胸を打たれました。きっと日常の中で、こうした時間を大切にしているからこそ、親子の信頼関係がしっかりと築かれているのだと思います。
これまで多くの親子や家族と関わってきた中で、私が強く感じていることがあります。それは、「尊重」と「対話」がある親子関係はとても強く、温かいものだということです。子どもが親を尊敬し、親が子どもを一人の人間として向き合う。その関係性の中には、無理のない愛情と、自然な信頼が流れているように思います。
今回の再会を通じて改めて、「素敵な親子関係は、人生を楽しく・豊かにしてくれる」と実感しました。親子の絆があるだけで、人生は何倍も明るく、力強くなります。
息子さんの輝く瞳と、それをやさしく見つめるお父さんのまなざし。その光景に立ち会えたことが、私にとって何よりのご褒美でした。
私自身も、自分の周りにいる大切な人たちと、もっと丁寧に向き合い、感謝の気持ちをしっかりと伝えていきたいと感じました。
素敵な再会に、心から感謝しています。またお会いできる日を楽しみにしております。
本当にありがとうございました。
SPORTS BAR FEEL FREE オーナー
宮﨑 善幸