育成のコーチングとは

今回は、私が考える「育成」に関する持論についてお話ししたいと思います。育成とは単に技術や知識を身につけることではなく、個々の特性を最大限に引き出し、成長を促すプロセスです。特にスポーツの世界では、一人ひとりの選手が持つ強みを見極め、それを徹底的に伸ばすことが重要だと考えています。

① 育成とは

「育成とは何か?」と問われたら、皆さんはどのように答えますか?私の答えは明確です。それは 「圧倒的な強みを育むこと」 です。

人が成長する過程では、弱点を克服することも大切ですが、それ以上に 個々の持つ“強み”をどれだけ引き出せるか が育成の本質だと考えています。強みを活かせる環境を整え、選手自身が自信を持てるように導くことが、指導者の役割の一つです。

② 誰もが「強み」を持っている

どんな人にも、必ず「強み」があります。しかし、 自分の強みに気づけない人 もいれば、 指導の仕方によっては、その強みを消してしまうこと もあります。

では、どうすれば自分の強みに気づけるのでしょうか?そのために大切なのは 自尊心 です。

人は、自分を肯定できる環境にいなければ、本来持っている強みを活かすことができません。指導者は、選手が自分自身を認め、強みを自覚できるような関わり方をすることが求められます。そして、その強みをさらに磨き上げることで、自信へとつなげていきます。

③ 「圧倒的な強み」を育むコーチング

コーチとしてまず大切なのは、 選手の強みを観察し、見極めること です。そして、弱みを補うことに重点を置くのではなく、 強みをさらに引き上げる ことを目指します。

もちろん、弱点を克服することも重要ですが、 “強み”を徹底的に磨くことで、弱点をカバーできる場合も多い のです。例えば、スピードがある選手なら、それを最大限に活かせるようなプレースタイルを確立することで、フィジカルの弱さを補うことができます。

また、選手自身が自分の強みを理解し、それを活かす戦術やプレースタイルを習得できれば、自信を持ってプレーすることができるようになります。そのためには、コーチが選手の個性を尊重し、強みを最大限に伸ばす環境を整えることが重要です。

④ 弱みはどう克服するか?

強みがある以上、誰しも弱みも持っています。それでは、弱みはどのように克服すればよいのでしょうか?

私の考えでは、 弱みこそが強みの種 になります。

例えば、体格が小さい選手は、パワーではなくスピードや敏捷性を活かしたプレースタイルを確立することで、相手に負けない強みを生み出すことができます。また、コミュニケーションが苦手な選手でも、試合中のプレーでリーダーシップを発揮できるようになれば、結果的にチームを引っ張る存在になれるかもしれません。

弱みを克服しようとするのではなく、 その弱さをどう活かすか、どう変換するか を考えることが大切です。

さらに、選手自身が 「弱みを改善することで、強みをさらに活かせる!」 と自ら感じられる機会を創ることも重要です。コーチの役割は、選手がその気づきを得られるような環境を提供することです。ただ単に「弱みを克服しなさい」と言うのではなく、選手が自分自身の成長を実感し、前向きに取り組めるような状況を創ることが大切なのです。

⑤ コーチングにおける信念

私自身、これまで多くの選手を指導してきましたが、一人ひとりに異なる可能性があり、それぞれに合った成長の形があることを実感しています。

指導者が選手の強みを引き出し、圧倒的な武器に育てることができれば、選手は自信を持ち、さらなる成長を遂げることができます。そして、その選手が結果を出し、周囲から認められることで、さらに大きな飛躍を遂げることができるのです。

これからも、選手一人ひとりの「圧倒的な強み」をはぐくむコーチングを大切にし、より多くの選手が自信を持ってプレーできる環境を創っていきたいと考えています。

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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