自分が目指したい理想像に近づくためには

理想の大人像に近づくために
先日、私のスポーツコーチングゼミナールの3年生に、こんな問いかけをしました。
「あなたは、どんな大人になりたいですか?」
学生たちは少し照れながらも、自分なりの理想像を言葉にしてくれました。
- さりげない気遣いができる人
- 自分をしっかり持っている人
- 挨拶ができる人
- 愛嬌のある人
- 目標を持っている人
- 親切な人
- 恩を忘れない人
- 情にあつい人
どれも本当に素敵な答えでした。社会に出てからも大切にされる、人間としての魅力にあふれています。
さらに私は、もうひとつ問いかけをしました。
「あなたが言われて嬉しい形容詞は何ですか?」
こちらの問いには、
「かっこいい」「可愛い」「楽しい」「センスがいい」「優しい」「珍しい」
といった言葉が返ってきました。
これらは、“他人からどう見られたいか”を反映していて、そこには自然と「自分がなりたい姿」が映し出されています。
理想の自分に近づくためにできること
では、どうすればそんな理想の大人に近づくことができるのでしょうか。
学生たちは、自分たちなりに考え、こう答えてくれました。
- もっと幅広い経験をする
- 年上の人と話す機会を増やす
- 困っている人がいたら助ける
- 目の前のことに真剣に向き合う
私はこれらの答えを聞いて、若いながらも本質をしっかり捉えていると感じました。どれも、「実践」なしには得られない価値です。
人は“内側”だけで変わることはできません。大切なのは、“外の世界”とどう向き合い、どう関わっていくか。
小さな行動の積み重ねが未来をつくる
理想像というのは、頭の中で描くだけでは何も変わりません。
大切なのは、具体的な行動を日々積み重ねていくことです。
たとえば、
- 朝の挨拶をしっかりする
- ゴミが落ちていたら拾う
- 困っている人に声をかける
そんな何気ない日常の一コマこそが、自分の未来を形づくっていきます。
そして、「こんな自分になりたい」という明確なイメージを持ち続けることも大切です。思い描いた瞬間から、その理想に向かう第一歩はすでに始まっています。
理想像を言語化し、歩み続けること
「自分はどんな人間になりたいのか」
この問いに対して、自分の言葉で答えること。そしてその理想に向かって、行動を重ねていくこと。
それこそが、なりたい自分に近づくための一番確かな道だと、私は信じています。
さらに、人生の中で理想のメンターと出会えるかどうかも、とても大きな意味を持ちます。
信頼できるメンターとの出会いは、間違いなく人生を豊かにしてくれます。
私自身もこれまで、たくさんの理想像を描いてきました。
そして今もなお、自分が目指す大人に近づけるよう、学び、実践を積み重ねています。
ゼミの学生たちとともに、私もまた、自分自身と向き合う時間をこれからも大切にしていきたいと思います。
SPORTS BAR FEEL FREE オーナー
宮﨑 善幸