自己認識力を高めるための3つの方法

皆さんは自分自身のことをどれくらい理解していますか? 自分の強みや弱み、考え方の癖、行動のパターンを正しく認識することは、人生においてとても大切です。スポーツでもビジネスでも、自分を知ることで成長の方向性が見えてきますし、より良い決断をすることができます。
今回は「自己認識力を高めるための3つの方法」についてお話ししたいと思います。これは私自身がこれまでの経験の中で学び、実践してきた方法です。ぜひ皆さんの参考になれば嬉しいです。
1. 客観的な視点を持つために「振り返る習慣」をつくる
まず一つ目の方法は、「振り返る習慣」を持つことです。日々の生活の中で、私たちは様々な選択や行動をしています。しかし、それを振り返ることなく過ごしてしまうと、同じ失敗を繰り返したり、成長の機会を逃したりしてしまいます。
例えば、スポーツ選手は試合の映像を見て自分のプレーを振り返ります。それによって、自分の強みや課題を客観的に分析することができます。これは、仕事や日常生活でも同じことが言えます。
具体的な方法としては、以下のような習慣を取り入れるのがおすすめです。
- 1日の終わりに自分の言動・決断を簡単に振り返る
- 週に一度、自分の行動を振り返る時間をつくる
- 大きな決断をしたときは、その結果とプロセスを振り返る
振り返ることで、感情的になりやすい場面や、得意なこと・苦手なことが自然と見えてきます。そして、それをもとに次の行動をより良いものにしていくことができます。
2. 他者の意見を取り入れ、自分を知る
二つ目の方法は、「他者の意見を取り入れる」ことです。自分のことは自分が一番よく知っていると思いがちですが、実は他人の視点からしか見えない自分の姿もあります。
例えば、私がラグビーの指導をしていたとき、選手たちに対してフィードバックをするのはもちろんですが、私自身も選手やコーチ仲間からの意見を大切にしていました。「こういう言い方をすると選手がやる気をなくす」「この練習の意図が伝わりづらい」といった意見をもらうことで、自分の指導スタイルを見直し、改善することができました。
では、どうすれば他者の意見を取り入れやすくなるでしょうか?
- 信頼できる人に「自分の強み・弱み」を聞いてみる
- 仕事やスポーツでのフィードバックを積極的に求める
- 自分と考え方が異なる人と話してみる
最初は少し怖いかもしれませんが、他者の意見を受け入れることで、今まで気づかなかった自分の一面を知ることができます。
3. 「感情の変化」に気づき、自分の本音を知る
三つ目の方法は、「自分の感情の変化に気づく」ことです。私たちは日々、嬉しいことや悲しいこと、イライラすることなど、さまざまな感情を経験します。その感情の動きを意識することで、自分の価値観や大切にしていることが見えてきます。
例えば、「なぜこの場面でイライラしたのか?」を考えてみると、「自分は〇〇を大切にしているのに、それが尊重されなかったからだ」と気づくことがあります。逆に、「なぜこの瞬間に幸せを感じたのか?」を分析すると、「自分はこういうことにやりがいを感じるんだな」と理解することができます。
感情の変化を意識するために、以下のようなことを実践してみるのがおすすめです。
- 嬉しかったこと、イライラしたことをメモする
- 感情が動いたとき、その理由を考えてみる
- ストレスを感じたとき、「何が自分を不快にさせたのか?」を言語化する
自分の本音を知ることで、より自分らしい選択ができるようになり、人生の満足度も高まります。
まとめ
自己認識力を高めるためには、「振り返る習慣をつくる」「他者の意見を取り入れる」「感情の変化に気づく」 という3つの方法が有効です。
私自身も、これらを意識することでコーチングの質を高めたり、自分の考えをより深く理解したりすることができました。FEEL FREEでも、お客様が自分自身を見つめ直し、新しい気づきを得られるような時間を提供できればと思っています。
ぜひ、皆さんも日常の中で意識してみてください。そして、FEEL FREEでのひとときが、自分を見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸