誰もが気楽に相談できる人・社会になるために

おはようございます。
私はこれまで、コーチや教員として、多くの選手や学生から様々な相談を受けてきました。その経験を活かし、現在は自分自身の仕事の一つとして、メンタリングを本格的に事業化することを進めています。
私が考えるメンタリングとは、一言で言えば「相談を受け、それに対する答えや考え方、捉え方を、相談者と一緒に導き出すこと」です。
相談することの難しさ
一見、相談することは簡単に思えるかもしれません。しかし、実際には難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。例えば、自分のプライドが邪魔をしたり、自分の弱みを他人に打ち明けられなかったりすることがあります。また、もう一つの理由として、「信頼できる相談相手が身近にいない」という現実もあると思います。
私自身もこれまで、さまざまな課題に直面してきました。そのたびに多くの方に相談をし、自分の進むべき道を自ら選んできました。その経験から、相談できる相手の存在がいかに重要かを深く実感しています。
例えば、私がコーチとして悩んでいたとき、信頼する同僚に自分の考えを相談しました。その結果、新しい視点を得て、選手たちとより良いコミュニケーションが取れるようになった経験があります。また、教員として学生の進路相談を受ける中で、彼らが最終的に自分で決断する姿を見て、相談の場がいかに重要かを再認識しました。
FEEL FREEで大切にしていること
FEEL FREEを完全予約制にしている理由の一つは、お客様との大切な時間にしっかりと向き合いたいという想いです。
多くのお客様にサービスを提供することももちろん大切ですが、1日1組限定とすることで、お客様が抱える悩みや夢、希望、挑戦について、少しでもお話しいただける場をつくりたいと考えています。
例えば、以前ご来店いただいたお客様が、ご自身の夢に対して迷いを抱えていました。その方と時間を共有し、ただ耳を傾けることで「次の一歩を踏み出せた」と感謝の言葉をいただきました。その瞬間こそが、私にとって最高の報酬です。
メンタリング事業への挑戦
新たな挑戦として、2025年1月からメンタリングを本格的に事業化し、多くの方が自分の進みたい道をデザインできるお手伝いをしたいと考えています。現在、その準備を進めているところです。
具体的には、個人だけでなく、チームや組織全体の課題に対してもアプローチできるプログラムを計画しています。また、オンラインでも相談を受けられる体制を整えることで、より多くの方にメンタリングの機会を提供させていただきたいと思っています。
相談したくなる人を目指して
誰もが気軽に相談できる人や社会をつくるためには、まず自分自身が「相談したくなる人」になる必要があります。そのために、これからも日々努力を重ねていきます。
たとえば、相談者が話しやすい雰囲気を作るために、まず私自身がオープンな姿勢を心がけています。過去には、学生が緊張して相談できなかった場面で、リラックスできるよう冗談を交えたり、自分の失敗談を共有したりして、話を引き出す工夫をしました。その結果、学生が自分の気持ちを打ち明けられるようになり、解決策を一緒に考えることができました。
これからも相談したくなる人を目指し、まずは身近な家族、選手、ゼミの学生が気楽に相談に来てくれる存在を目指していきます。
SPORTS BAR FEEL FREE オーナー
宮﨑 善幸