20代でのキャリアの選び方〜後悔しないための5つのステップ〜

20代は、人生の中でも特に大きな選択をする時期です。大学を卒業し、社会に出て、自分の進むべき道を模索する年代でもあります。「このままでいいのだろうか」「将来後悔しないかな」と、不安になる方も多いのではないでしょうか。
私自身も20代の頃、多くの選択を重ねながら今に至っています。その経験から、「後悔しないキャリア選び」に必要だと感じる5つのステップをご紹介します。
① 可能な限り長期的な目標を持つ
短期的な目標を立てることももちろん大切です。しかし、より重要なのは「長期的な目標」を持つことです。長期的なゴールがあると、日々の選択や行動がその目標に向かって意味を持ち始めます。将来の自分がどうありたいか、どんな価値を世の中に届けたいかをイメージしてみましょう。たとえ今の自分には遠い夢でも、それを意識することが道しるべになります。
② 20代は選択肢の幅を持つ
20代はまだまだ「決めつけない」ことも大切です。気持ちは変化しますし、世界の見え方も年齢とともに変わっていきます。だからこそ、「今は必要ないけど、将来的に選びたいかもしれない」可能性を捨てないでください。いろんな経験をして、視野を広げることで、思いもよらない未来につながる選択肢が見えてくることがあります。
③ 得意なこと・好きなこと・大事なことを探す
本当に自分がやりたいことは、案外すぐには見つかりません。ですが、自分の「得意なこと」「好きなこと」「大事にしていること」を深掘りすることで、少しずつ輪郭が見えてきます。自分が何をしているときに夢中になれるのか、どんな瞬間にやりがいを感じるのか、意識して振り返ってみるとヒントがあります。
④ やりたいことは「動詞」で考える
「○○になる」という“名詞”で目標を立てるのではなく、「人を元気づける」「誰かを支える」「モノをつくる」など、“動詞”で考えることをおすすめします。動詞で考えると、自分の目指す姿がより柔軟になり、さまざまな職業や役割に応用できます。例えば、「教える」という動詞は、先生にも、コーチにも、講師にもなり得ます。動詞で捉えることで、自分の可能性を広げることができるのです。
⑤ 選んだ選択肢でベストを尽くす
人生は選択の連続です。どの道を選ぶかも大切ですが、もっと大切なのは「選んだ道でどう生きるか」です。「これが正解だったのか」と迷うこともありますが、自分が選んだ選択肢でベストな結果を出す努力をすることが、後悔しない生き方につながります。間違ったと感じる道でさえ、そこで得た経験や出会いが、後に大きな財産になることもあります。
20代は不安も多いですが、同時に可能性に満ちた年代でもあります。焦らず、自分の歩幅で、自分らしいキャリアを築いていってください。そして、どんな選択であっても、それを正解にする力は、あなたの中にきっとあります。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸