メンターと老害になる人は紙一重

先日、前田康二郎氏の著書『メンターになる人、老害になる人』を読みました。結論として、「メンターと老害になる人は紙一重である」ということが強く印象に残りました。

50歳を迎えた自分にとって、このテーマは他人事ではありません。「自分は大丈夫」と思っている人ほど、実は危険なのかもしれません。そして老害とは歳を重ねている人だけでなく、年齢に関係なく老害と思われることがあります。では、どんな人がメンターにも老害にもなりやすいのでしょうか?

メンターにも老害にもなりやすい人の特徴

  1. お世話好き、面倒見が良い
    人を助けることに喜びを感じるが、行き過ぎると押し付けになりやすい。
  2. お節介
    相手のためを思っての行動が、余計なお世話になってしまうことも。
  3. 気がつきやすい
    些細なことに気づく能力があるが、それを指摘しすぎると煙たがられる。
  4. サービス精神旺盛
    ついアドバイスをしたくなるが、それが求められていない場合も。
  5. 経験年数、実績、成功体験がある
    自分の経験則が正しいと思い込み、柔軟性を失うことがある。
  6. 人脈が広い
    影響力があるが、それを誇示しすぎると反発を招く。
  7. 真面目で負けず嫌い
    良い影響を与える反面、頑固さや独善性に陥ることも。
  8. 「役に立つことを言わなければ」と思う
    何かアドバイスしなければならないという意識が、時に不要な助言につながる。
  9. キャッチーで力強いフレーズを言える
    印象的な言葉を残せるが、それが一方的な押し付けになりやすい。
  10. 後継者の決まらないカリスマ経営者
    自分の後継を育てることなく、いつまでも第一線に立とうとする。

これらの特徴に自分が当てはまるかどうか、常に振り返りながら生きていきたいと思います。

学ぶことをやめずに

先日、お客様からこんな言葉を教えていただきました。

「学ぶことをやめて、伝え出したら、それを老害とよぶ」

年齢を重ねても、常に学び続ける姿勢を忘れずにいたいものです。

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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