自己認識を深めるフィードバックセッション

今回は、これまでブログでも何度か触れてきた「自己認識力の高め方」について、改めてお伝えしたいと思います。
自己認識力には大きく分けて二つあります。一つは「内的自己認識力」と呼ばれる、自分で自分を理解している力。もう一つは「外的自己認識力」と呼ばれる、他者が自分をどう見ているかを理解している力です。この二つのギャップが大きければ大きいほど、自己認識力が低いということになります。
では、特に外的自己認識力を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?
それは、「愛のある批判者」からフィードバックを得ることです。
私は現在、個別メンタリングサポートを事業の一つとして行っています。今回は、年間契約をしてくださっているプロコーチのメンティの方とのフィードバックセッションについてご紹介します。
彼は、プロのスポーツコーチとして日々現場で活動されている方であり、常に学び続ける姿勢を持った素晴らしいコーチです。自己成長のため、今回、選手からのフィードバックを受けるセッションにチャレンジしてもらいました。
このセッションでは、信頼できる選手から、率直かつ具体的なフィードバックをもらうことを目的としました。選手は、コーチとしての素晴らしい点はもちろん、「ここを改善すればさらに良いコーチになれる」という具体的な提案も伝えてくれました。
通常、選手たちはコーチからフィードバックを受ける立場です。しかし、コーチが選手からフィードバックを受ける機会は、実はなかなかありません。選手も遠慮してしまい、正直なコメントを伝えづらいことが多いのです。
また、選手のフィードバックがすべて正しいとは限りません。そのため、どんなフィードバックも鵜呑みにせず、自分の成長にどうつなげるかを冷静に判断する力も必要です。
ここで大事になるのが、「愛のある批判者」を持つことです。ただ批判をするだけではなく、成長を願って本音で指摘してくれる存在。このような人からフィードバックを受けることで、自己認識力は格段に高まります。
自己成長の方法は一つではありません。しかし、自分自身の強みや課題をより深く理解するためには、信頼できる他者からのフィードバックを恐れずに受け止めることが大きな力になります。
自己認識力を高めることは、仕事だけでなく、人生そのものを豊かにしてくれるものです。これからも「愛のある批判者」を大切にしながら、成長を続けていきたいと思います。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸