自分の夢に向けて日々できること

夢とは未来の自分の姿
夢とは、ゴールや目標、目的、ターゲットなど、これから目指す「未来の自分の姿」だと私は考えています。
そして夢は、ただ待っているだけでは叶いません。毎日の積み重ねの中で、自分自身がつかみにいくものです。
それでは、夢に向けて日々できることとは何か。私が大切にしていることを紹介していきます。
やるべきことを丁寧にやる
たとえ夢に直接関係ないように見えることでも、日々の「やるべきこと」を丁寧に取り組むことが、夢を叶えるための大きな土台になります。
たとえば、「将来は会社の社長になる」という夢を持っている学生さんが、今はラグビー選手だとします。
この場合、ラグビーをしっかりやることが、夢に向かう第一歩です。必ずしもレギュラーになったり、日本代表を目指したりする必要はありません。
ラグビーに本気で取り組み、勝敗を経験し、仲間との関わりを深め、自分の限界に挑むこと。そうした経験が、未来の自分を形づくっていくのです。
言い訳せず、自分の責任で目の前のことに向き合い、勝負する。その積み重ねが、夢につながる力になると私は信じています。
当たり前にせず、感謝を忘れない
夢に向けて挑戦できるのは、自分の力だけではありません。平和な社会、自分の健康、家族や仲間、チームや会社の存在があってこそ、挑戦が可能になります。
それらすべては決して当たり前ではなく、ありがたいものです。
日々の中で「挑戦できる環境があること」自体に感謝する気持ちを忘れずにいたいと思います。
感謝の心を持つことで、目の前の出来事や人との関係性にも自然と誠実になり、自分の行動にも芯が生まれてきます。
ワクワクする気持ちを持ち続ける
毎日が楽しいかどうかは、自分の心の持ち方次第です。
嫌なことや、やりたくないことも日常にはたくさんあります。しかし、「楽しめるかどうか」は、出来事そのものよりも、自分の姿勢や見方が決めるものです。
小さなことにワクワクする気持ちを持つ。少しでも前向きに捉えてみる。ほんのちょっとした気持ちの切り替えだけで、日々の充実度は大きく変わります。
夢に向かうエネルギー源は、この「ワクワク」から生まれると、私は思っています。
他者の気持ちを想像し、利他の心で動く
私は「人のためにやる」という言葉が少し苦手です。なぜなら、本当に「人のため」かどうかは、自分ではなく相手が感じることだからです。
自分がそう思っていても、それが相手にとってありがたくなければ、それは自己満足に過ぎません。
けれど、「相手の立場を想像して行動する」ことは、人としてとても大切なことです。
他者の喜びをイメージし、相手にとっての助けになるように動くこと。そうした利他の心が、夢に向かうプロセスの中でも人との関係を豊かにし、自分自身も育ててくれます。
フォロワーシップの精神を持っている人は、周囲から応援され、自分の夢もより深く実現できると私は感じています。
生きていることを実感する
最後に、もっとも根本にあること。それは「生きていること」への意識です。
健康で今日という日を生きられること。それ自体が奇跡のようなことであり、決して当たり前ではありません。
どんなに夢を語っても、どんなに努力を重ねても、「生きていること」がなければ、何も始まりません。
私は、生きることは「権利」ではなく「義務」だと思っています。与えられた命を、自分らしく精一杯生きる。それが、生きていることへの感謝の表現ではないでしょうか。
おわりに
夢を持つことは、人生に方向性と意味を与えてくれます。そして、夢を叶えるために必要なのは、特別な才能や劇的な出来事ではなく、日々の小さな積み重ねです。
やるべきことを丁寧に行い、感謝の気持ちを忘れず、ワクワクする心を持ち続け、利他の視点で人と関わり、そして、生きていることに感謝する。
そうした日常の姿勢こそが、夢を現実に変える力だと、私は信じています。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸