目標設定とその実現に向けた具体的なステップ

目標設定とその実現に向けた具体的なステップの第一段階についてお話しします。
「目標は大きい方がいいのか、小さい方がいいのか? それとも、手が届きそうで届かないギリギリがいいのか?」──目標の立て方にはさまざまな考え方があります。どれも間違いではなく、その人の価値観やライフステージに応じた選択で良いのだと思います。
ただ、私が人生で一度はオススメしたいのは、「これ、本当にできるのかな?」と自分でも不安になるほどの大きな目標を掲げてみることです。なぜなら、大きな目標に挑戦する過程で得られるものは計り知れないからです。
私自身、「世界一を目指す」という目標に挑戦してきました。実際にそこへ到達するかどうかよりも、その道のりの中で経験したこと、感じたこと、成長したことが、人生にとって何よりの財産になっています。
大きな目標に挑むことには、次のようなメリットがあります。
- 自分の可能性がどんどん開花していきます
- 簡単には辿り着けないからこそ、多くの経験を積むことができます
- 現状に満足せず、自分の成長を追い求め続けられます
- 少しずつ前進しているという感覚が、心地よい習慣になります
- 継続の積み重ねが、自信と自己肯定感を育ててくれます
しかし、大きな目標を掲げるからこそ、より重要になるのが「現在地の把握」です。
ゴールを明確にすることは当然大切ですが、それと同じくらい、今の自分がどこに立っているのかを正確に認識する必要があります。自分の能力、環境、経験、人脈、そして現時点での実力や課題──それらを冷静に見つめ、言語化しておくことが、すべての出発点になります。
目標と現在地。この二つの地点が明確になって、初めてその「ギャップ」が見えてきます。
このギャップを具体的に、現実的に捉えることができれば、「何をすればいいのか」「どの順番でやるべきか」「どこに時間やエネルギーをかけるべきか」といった、実行可能な道筋が自然と見えてきます。
つまり、次のステップは「具体的な計画を立てること」です。
この計画は、現実を見据えた冷静な視点と、目標に向かう情熱の両方が必要です。夢を持ちつつ、地に足をつけること。そのバランスこそが、目標達成に向けた力強い推進力になります。
目標は大小に関係なく、「自分が心から叶えたいこと」であることが何より大切です。そしてその実現には、「現在地の把握」「目標とのギャップの認識」「具体的な行動計画」というステップが欠かせません。
一歩ずつでも確実に進んでいくこと。その積み重ねが、夢を現実に変えていく力になると私は信じています。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸