遺伝子にスイッチが入るとき

“遺伝子にスイッチが入る。”
この言葉を初めて聞いたのは、筑波大学名誉教授であり、遺伝子工学の世界的権威である村上和雄(むらかみ かずお)先生の研究を知ったときでした。
世界的に評価されたRAK因子の発見をはじめ、多くの研究を通じて人間の遺伝子の不思議に光を当てた方です。
村上先生は、次のように語っています。
「ひとつの人間が生まれる確率は、1億円の宝くじが100万回連続して当たるのと同じくらい奇跡的である。」
私たち一人ひとりは、それほど途方もない“奇跡の集積”として存在しています。
そして先生は、眠っている遺伝子には、
“良い心の働きでスイッチが入る”
ものがあると述べています。
その代表例がこちらです。
- 感謝(ありがとうの心)
- 感動(心が震える経験)
- 祈り(謙虚さ)
- 笑い(ユーモア)
- 利他の心(誰かのために)
これらの心が動く瞬間、私たちの体のどこかで静かに、しかし確実に“良い遺伝子のスイッチ”がオンになる。
科学と人の心が一つにつながる、深いメッセージだと感じます。
■ 私自身の“スイッチが入った瞬間”
振り返ると、人生の中には確かに「スイッチが入った」と感じる瞬間が2度ありました。
① 職を失った瞬間に広がった「無限の可能性」
母校での期限付き助手が任期満了となり、職を失ったとき。
あの瞬間の不安、恐怖は忘れられません。
行き先の見えない暗闇の中でした。
しかしその後、不思議なほど多くの出会いや仕事が舞い込み、
自分の進む道が一気に開けていきました。
ゼロになったとき、人生が無限に広がる。
あのとき、確かに私の遺伝子のどこかでスイッチが入ったのだと思います。
② 恩師の突然の死が教えてくれた真理
大学院時代の恩師が突然亡くなられたとき。
その知らせは、深い衝撃と喪失感をもたらしました。
「人は、いつ死ぬかわからない。」
ごく当たり前の真理が、全身に突き刺さりました。
そこから私は、
日々の感謝(ありがとうの心)
今日を精一杯生きる姿勢
人と向き合う謙虚さ(祈りの心)
の大切さを学びました。
生きること自体が奇跡。
その奇跡に気づいた瞬間にも、スイッチは確実に入ったと感じています。
■ 良い心が遺伝子を動かす
村上先生は、
「人の遺伝子の95%以上はまだ働いていない」
と語っています。
そして、それらをオンにするのが、先に挙げた“良い心の働き”です。
- 感謝(ありがとうの心)
- 感動(心が震える経験)
- 祈り(謙虚さ)
- 笑い(ユーモア)
- 利他の心(誰かのために)
人生が動き出すとき、必ずどれかの心が震えています。
■ 51歳から、また新しいスイッチを入れる
50歳でFEEL FREEを立ち上げ、
そして 51歳から、私は新しい挑戦を始めます。
感謝し、感動し、誰かのために働き、笑い、祈るように生きる。
その積み重ねが、人生そのものを豊かにしてくれる。
これからも、遺伝子レベルの変化が起きるような日々を大切に生きていきたいと思います。
