失敗しても折れない人の“自分との向き合い方”

心が折れるのが怖くて、挑戦に踏み出せない人をこれまで多く見てきました。何かを始めたいと思っても、「うまくいかなかったらどうしよう」「笑われたらどうしよう」という不安が、行動を止めてしまうのです。しかし、挑戦を繰り返せる人、何度でも立ち上がれる人には共通点があります。それは「失敗を怖がらない」こと、そして「失敗を失敗だと思わない」ことです。彼らは、結果よりもプロセスに価値を見出し、自分との向き合い方を知っています。
では、失敗しても折れない人は、どのように自分と向き合っているのでしょうか。ポイントは三つあります。
① プラス受信できる
まず一つ目は「プラス受信できる」ことです。
物事の出来事をどう受け取るかで、その後の行動が大きく変わります。失敗した出来事を「もうダメだ」と捉えるか、「学びになった」と捉えるか。たったそれだけで、次の行動へのモチベーションが違ってきます。プラス受信ができる人は、自分に起こる全ての出来事を「必要な経験」として受け入れます。
例えば、試合で負けた時も「まだ伸びるチャンスがある」と考える。職場で叱られた時も「自分を成長させるフィードバックだ」と受け止める。そんな“プラスの受信力”が、挑戦を続ける力を生み出します。
② 挑戦に価値をもてる
二つ目は「挑戦そのものに価値を持てる」ことです。
結果が出るかどうかよりも、「挑戦すること自体に意味がある」と考えられる人は、失敗に対して強くなります。挑戦の先には成功もあれば失敗もありますが、どちらも自分を磨く材料にできます。
挑戦とは「自分を知るための旅」です。やってみてうまくいかなかったとしても、それは“できなかった自分”を知る機会であり、次の一歩を踏み出すためのデータになります。挑戦を通して得られる経験値が、次の挑戦をより確実なものにしてくれる。そう考えられる人は、常に前向きに挑戦し続けることができます。
③ 心が折れそうになったときの自分のリカバリーを知っている
三つ目は「心が折れそうになったときの、自分なりのリカバリー方法を知っている」ことです。
どんなに強い人でも、心が折れそうになる瞬間はあります。その時に大切なのは、“どう立ち直るか”を知っていることです。ある人は仲間と話すことで回復し、ある人は一人の時間を取ってリセットします。音楽を聴く、自然に触れる、好きなことをする──自分を癒す方法を持っている人は、折れた心を自分で修復できます。
つまり、自分のコンディションを知り、整える術を知っている人が、長く挑戦を続けられるのです。
失敗しない人生を歩もうとすると、挑戦そのものが減っていきます。すると、成長の機会も減ってしまいます。大切なのは、失敗しないことではなく、「失敗してもまた立ち上がれる自分」であること。自分との向き合い方を知り、自分を信じ、挑戦を続ける。
そうした人が、人生の中で本当の成功を掴んでいくのだと思います。
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸
