タグラグビー普及授業

ARUKAS KUMAGAYAの活動の一環として、タグラグビーの普及活動を進めています。熊谷市の全面的なサポート、そしてホンダカーズ埼玉北様のご協力のおかげで、私たちは熊谷市内の全小学校・中学校を訪れ、選手やコーチと共にタグラグビーを通じて、ラグビーの魅力やその教育的な効果を伝える機会をいただいています。

この活動を通じて、私たちが子供たちに伝えたいことは大きく三つあります。

1. 人の話をよく聴くこと
人と関わる上で、相手の言葉に耳を傾けることの大切さを学んでほしいと思っています。これはラグビーに限らず、人生においても大切なことです。子供たちには、プレー中や仲間と協力する時に、周りの意見にしっかりと耳を傾ける姿勢を身に付けてほしいと願っています。

2. 協力すること
チームスポーツであるラグビーには、仲間との協力が欠かせません。一人で戦うことはできず、共に力を合わせてこそ成し遂げられることがあることを、子供たちに実感してほしいと思います。

3. 楽しむこと
スポーツは何よりも楽しむことが大事です。ラグビーを楽しむことで、自分を表現し、のびのびとプレーする喜びを感じてほしいと伝えています。

また、子供たちとの距離を少しでも縮めるため、私はコーチネームを「まんじゅう」としています。普通に「宮﨑コーチ」と名乗るだけでは、どうしても堅苦しくなってしまいます。しかし、「まんじゅう」という少しユニークな名前にすると、子供たちが自然と興味を持ち、心を開いてくれるのです。

授業の冒頭で「『まんじゅう』の由来は三つあります。どんな由来か考えて、私に伝えに来てください!」と問いかけると、子供たちは一生懸命私を観察し、頭をひねりながら面白おかしく推測してくれます。その過程で、子供たちと私の心の距離はぐっと縮まり、ラグビーを通して深い絆が生まれます。

改めて感じるのは、子供たちが「コーチのコーチ」であるということです。彼らの純粋な視点や反応が、私に新しい気づきを与え、成長のきっかけをくれます。子供たちは自分が思っている以上に、私にとって大切な存在であり、多くのことを教えてくれる存在です。

これからも、ラグビーの楽しさやスポーツの魅力、そしてそこに秘められた可能性を子供たちに伝え続けていきたいと思います。今日はこのような機会をいただき、本当にありがとうございました。これからもARUKAS KUMAGAYAの一員として、全力でタグラグビーを広め、子供たちと共に成長していきます。

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