試合での奇跡的な逆転劇

おはようございます。年末年始は高校生、大学生、プロスポーツとそれぞれのカテゴリーで勝負のかかった試合が目白押しです。スポーツにおいて、「試合は最後の笛が鳴るまでわからない」とよく言われます。私自身、何度もその言葉を体感してきました。

高校時代の準決勝では、ロスタイムに逆転トライを決め、勝利をつかみました。その瞬間は、まさに夢を見ているかのような感覚でした。一方で、全国大会では残り5分で14点差を追いつかれ、試合終了時には同点。抽選による敗退という苦い経験もしました。このように、スポーツは予想を裏切るドラマを生み出すものです。

では、なぜ奇跡的な逆転劇が起こるのでしょうか?

1. 最後まで諦めない「心」

スポーツの世界では、技術や体力以上に「心の強さ」が勝敗を分けることがあります。どれほど厳しい状況であっても、「あきらめない」という気持ちが、プレーに大きな影響を与えます。一点を返せば流れが変わるかもしれない。そう信じる心が、選手たちの体を動かし、次の奇跡を引き寄せるのです。

2. 試合の流れ(モメンタム)

スポーツでは「流れ」が存在します。一つのプレーが成功すると、チーム全体に勢いが生まれます。逆に、リードしているチームが守りに入った瞬間、流れが相手に移ることも少なくありません。コーチであった私も試合中の流れを「感じる」ことをとても大切にしていました。流れによって、選手にかける言葉の内容、大きさ、声質、テンポ、タイミングを変えます。そしてメンバー交代や戦術の変更、キャプテンとのコミュニケーションで自分たちにモメンタムがくるように、そして続くようにコーチングを心掛けました。この目に見えない力が、試合の最後の数分間に劇的な変化をもたらすのです。

3. チームの結束力

逆転劇が起こる場面では、必ずと言っていいほどチーム全員が一つになっています。一人ひとりが「自分にできることは何か」を考え、それを実行する。この団結力こそが、奇跡を現実のものにします。

4. 相手チームの心理的負担

リードしている側は、「このまま逃げ切りたい」と思うあまり、消極的なプレーを選択してしまうことがあります。ミスを恐れた守備が硬直し、逆に相手にチャンスを与える原因となるのです。

奇跡を超えた現実

スポーツにおける逆転劇は、偶然の産物のように見えることもありますが、その裏には必ず準備や努力、そしてチーム全体の信念があります。私は、逆転劇の「奇跡」という言葉に「努力の集大成」が含まれていると感じています。

だからこそ、どんな状況でも最後まで「あきらめない」ことが大切です。フィールドの上だけでなく、人生においても同じではないでしょうか。逆境に立たされても、自分を信じ、努力し続けることで、いつか奇跡のような瞬間を迎えることができると信じています。

あなたにとっての「逆転劇」はどんな場面でしたか?
ぜひFEEL FREEのご来店の際に皆様の経験を一緒にシェアしていただけると幸いです

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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