メンターとメンティーの成功事例

おはようございます、FEEL FREEのオーナーの宮﨑です。
今回は「メンターとメンティーの成功事例」についてお話ししたいと思います。メンターとは、豊富な経験を持つ指導者や師匠のような存在であり、メンティーはその指導を受ける人のことを指します。この関係は、人生やキャリアを大きく変える可能性を秘めており、特にメンターの存在はメンティーの成長にとって欠かせないものです。
私自身、大学院研究生の頃に経験したメンターとメンティーの関係が、今の私の基盤を作ってくれたと言っても過言ではありません。その成功事例を3つのポイントに分けてご紹介します。
① 経験あるメンターは適切な課題設定ができる
大学院研究生だった頃、私は恩師である大道等教授にメンターとして指導を受けました。彼の指導で特に印象的だったのは、私の成長に合わせた「適切な課題設定」でした。
例えば、学会発表や論文執筆という課題を与えられたのですが、それらは決して簡単ではなく、同時に「自分が努力すれば達成できる」と感じられる絶妙な難易度でした。この「努力すれば手が届く課題」は、挑戦する気持ちを持ち続けるためのモチベーションになりました。
難しすぎる課題では途中で挫折し、簡単すぎる課題では成長を感じられません。メンターが適切なバランスを見極め、メンティーに課題を与えることで、メンティーは自分の可能性を広げることができます。この経験から、私自身も指導者として課題を設定する際は、相手の現状を見極めた上で「努力すれば届く」範囲を意識しています。
② メンターはメンティーの完了を見届ける
もう一つ、非常に感銘を受けたのが、大道教授が私の課題を「最後まで見届けてくれた」ということです。
私が徹夜で課題に取り組んでいたときも、教授はその過程を見守り、最終的な成果物が完成するまで付き合ってくださいました。時には直接的なアドバイスをいただき、時には見守るだけという形でしたが、その存在自体が大きな支えでした。
メンティーにとって、自分の努力が誰かに見られている、評価されているという感覚は非常に重要です。それが、課題が困難であっても最後まで諦めずにやり遂げる原動力となります。メンターの「見届ける姿勢」は、メンティーにとって「信頼されている」という安心感と、自己効力感を与えるものだと感じました。
③ メンティーのやったことは全て形にする
「指導者は結果を残せ、教育者は弟子を残せ、研究者は紙(論文)を残せ」という大道教授の言葉は、私が指導者として活動する際の大きな指針となっています。
この言葉の通り、大道教授は私が取り組んだ研究成果を全て学会発表や論文として形にしてくれました。たとえ小さな研究成果であっても、その努力を無駄にせず、学術的な価値を与える形で残してくれたのです。この経験から、「努力は無駄にならない」ということを学びました。
形として残すことは、メンティーにとって「自分のやったことが形になる」という実感を得る大きな機会になります。それは自信となり、さらなる挑戦へのエネルギーとなります。そして大学院研究生時代に残した研究業績が今の大学教員の道に繋がりました。
メンターとメンティーの関係が生む成功の鍵
これらのポイントを振り返ると、メンターとメンティーの成功事例にはいくつかの共通する要素があることが分かります。
- メンターは、メンティーが成長できる適切な課題を設定すること。
- メンティーが取り組むプロセスを見守り、最後まで寄り添うこと。
- メンティーの努力をしっかりと形にして残すこと。
メンティーは、ただ指示を受けるだけではなく、メンターとの信頼関係を築き、主体的に課題に取り組むことで、自分の可能性を広げていくことができます。
おわりに
メンターとメンティーの関係は、双方が努力し、成長を楽しむことができる素晴らしいものです。私が大学院時代に経験した恩師との成功事例は、今でも私の基盤として生き続けています。そして、この経験をもとに、私自身もメンティーを育てる立場として、より良い関係を築いていきたいと思っています。
FEEL FREEは、訪れる方々にとって、メンターとメンティーのような深い信頼関係を築ける場所になればと思っています。皆さんも、良きメンターやメンティーとの出会いを通じて、自分自身の成長を楽しんでください!
SPORTS BAR FEEL FREEオーナー
宮﨑 善幸