忙しい中でも趣味を楽しむ工夫

「自分の趣味は何か?」と聞かれたとき、私が真っ先に思い浮かべるのは、「人のお話を聴くこと」です。この趣味は、私にとって得意なことであり、何より好きなことです。そしてこの趣味が、結果的に私の仕事にもつながっています。大学教員、コーチ、メンター、そしてスポーツバーのオーナーという現在の私の役割の全てに共通しているのが、「人のお話を聴く」という要素です。

趣味を仕事にするという幸せ

人のお話を聴くことが好きで、それが私の仕事になっているということは、非常に幸運なことだと思います。大学の教員として、学生たちの意見や悩みを聞くことで、彼らの成長をサポートしています。コーチとしては、選手たちの目標や課題に耳を傾け、その声をもとに指導方針を決めています。また、メンターとしては、人生の選択に迷う人たちに寄り添い、彼らが自分自身の答えを見つける手助けをしています。

さらに、スポーツバーのオーナーとしても、訪れるお客様のお話を聴くことが重要な役割の一つです。それは単なる接客ではなく、一人ひとりが自由に自分を表現できる場を提供するための大切なプロセスです。

趣味を楽しむ工夫

趣味が仕事になっていることで、私は毎日の中でも、自分の好きなことを楽しむ時間を自然と確保できています。しかし、それでも仕事を行なっている日々の中では工夫が必要です。

例えば、時間を意識して計画的にスケジュールを組むことです。大学の授業やコーチングの合間に、お客様や選手たちとゆっくり話す時間を意識的に確保しています。また、どんなに忙しくても、一日の終わりに家族と話をしたり、友人と連絡を取り合うことで、自分自身の気持ちをリフレッシュさせる時間を大切にしています。なかなか難しい時もありますが

さらに、趣味を通じて他者とのつながりを深めることも工夫の一つです。人のお話を聴くという行為は、単に私が楽しいと感じるだけでなく、相手にとっても価値のある時間を提供することができます。この双方向の関係性が、私の趣味をさらに意義深いものにしてくれています。

聴く力がもたらす価値

「人のお話を聴く」という趣味を持つことは、自分自身だけでなく、周囲の人々にも良い影響を与えます。聴く力は、相手を尊重し、理解しようとする姿勢を示すものであり、それが信頼関係を築く基盤となります。

これまでの人生で多くの方々の声に耳を傾けてきたことで、私自身も成長することができました。それは、新しい視点を得たり、困難な状況での対応力を磨く機会となったりと、多岐にわたります。例えば、ある選手が挫折から立ち直るプロセスを共有してくれたことで、私自身の指導方法を見直すきっかけになったことがあります。

また、スポーツバーでお客様と話す中で、日々の出来事や夢について語り合うことで、私自身も新たなエネルギーを得ることができます。お互いの経験や価値観を共有することで、場が一層温かくなり、多くの人にとって特別な空間となるのです。

趣味を楽しむ人生のすすめ

趣味は、私たちの生活に彩りを与え、日々の忙しさの中でも心の安らぎをもたらしてくれるものです。私にとって「人のお話を聴くこと」がその役割を果たしているように、誰にでも自分なりの趣味があるはずです。そして、その趣味を活かして仕事や人間関係を豊かにすることができれば、より充実した人生を送ることができるでしょう。

どんなに忙しくても、自分の趣味を楽しむ工夫を忘れず、人生における小さな喜びを大切にしていきたいと思います。

SPORTS BAR FEEL FREEオーナー

宮﨑 善幸

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